こんにちは、たくみです。
今日は、僕が農業を始めたころに経験した「どうしても許せなかったこと」を書こうと思います。
それは、4年前の出来事です。
僕は新規就農者の認定を受けようと、役場に相談に行きました。
申請書すら出させてもらえなかった
僕は当時、牛の管理ヘルパーとして他の農家さんをサポートしながら、
母牛を3頭育てて、少しずつ自分の畑も広げている段階でした。
不安もありましたが、「しっかり計画を出せば、応援してもらえるはずだ」と信じて、役場に足を運びました。
けれど、結果は想像を超えるものでした。
話をしていた課長は、こう言ったんです。
「あなたは定職についていないから、申請しても無理ですよ」
「前に新規就農した人ともめたことがあったから、あなたにもやらせたくない」
しかも、その課長からは、お酒のにおいがしていました。
その状態で、「就農できるかどうか」の大切な判断をされたのです。
心が折れそうだった
申請書すら受け取ってもらえなかった。
話すチャンスもなかった。
制度の中身の話も、希望の聞き取りも、何もなかった。
門前払いでした。
そして、その理由が「前の人ともめたから」「なんとなく気に入らないから」というような、制度と関係のないことだった。
悔しくて、悔しくて、涙が出ました。
でも、あれから4年。農業は続いている
僕はあきらめませんでした。
親牛は10頭に増え、子牛も8頭。
サトウキビ畑は1町6反に広がりました。
借り物のトラクターで苦労しながら、1歩ずつ進んできました。
あのとき、認定は取れなかったけど、僕は農家としてここに立ち続けています。
悔しさをバネにしてきた
今でも思い出すと、怒りがこみあげます。
でも、あの悔しさがあったから、ここまでやってこれたのかもしれません。
僕のように、「申請すらさせてもらえなかった」人が他に出ないように、
この記録をここに残します。
これから就農する人へ
誰かの判断や感情に振り回されても、
自分の農業に対する気持ちだけは信じてください。
僕は申請できなかったけど、今もこうして農業をしています。
そして、これからもやっていきます。
制度に助けられなかったとしても、
あなた自身が、農家としてやっていけるなら、それでいい。
最後まで読んでくれて、ありがとう。
この悔しさが、誰かの背中を押す力になれば嬉しいです。
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